10周年

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10周年記念品
平素は格別のお引立てを賜りありがとうございます。
さて、当店は明日2月4日をもちまして開店10周年を迎えることになりました。
これもひとえに皆様のご贔屓ご支援の賜物と心より感謝いたしております。

10年を節目に、また1から開店するような気持ちで、皆様によりご満足いただけるようなお店を目指したいと思います。どうぞ今後ともよろしくご愛顧のほどお願い申し上げます。

なお、本日2月3日よりご来店くださいますお客様には、粗品を用意させていただきました。(数に限りがございます。なくなり次第、進呈は終了となります)
皆様お誘い合わせの上、ぜひご来店くださいますよう心からお待ち申し上げます。

と、堅い挨拶もさておき。
10周年を迎えた私感を続きに記します。長文になりますので、興味の無い方はThroughしてくださいm(_ _)m

~10周年をむかえて~

このご時世の中、新規個人店舗で10年間続けられたのはある意味「奇跡」かも知れません。
1年目には、石の上にも3年目指して頑張ろう!とか、お店だけで食べていけるよう早くパート(出稼ぎ)が辞められるますようにと思い、がむしゃらでした。
2年目は、なんとか1年やり過ごしたけど3年目まであと一息!と力みつつ。
3年目は、よっしゃ!3年持ったぞ!次は5年目指して進むべし!!!
4年目、今年もなんとか1年もった!5年経ったら先行きの目途が付くのか?!
5年目に、ようやく5年か。早いような、長いような
・・・・と、だんだん肩の力が抜けつつも、さらに年月を過ごして、一昨年から去年にかけては
「んー 10年目は無理かも知れん」
と思うこともありました。

経済的に余力があれば、どーんと構えていられるのですが、恥ずかしながらそんな余力がない(できない)ままが現状です。
大きな変化は大きな反動を伴うので、お客様に飽きられない程度に小さな新しいことを取り入れつつ、変わらないけれど少し変わっていく部分を意識しながら日々営業しています。

お店を維持し続けるということは簡単なようで、なかなか厳しくて、結構試行錯誤しながら今でも手探り状態。
どんなに毎日同じように開店してお客さんを待っていても、何の変哲もなく毎日を過ごしていても、周りの環境やお客さんの年代・生活の変化などで、たちまちお店は影響を受けます。
毎日同じように開店して、同じメニューを提供していても、実はこの10年でとんでもなく食材の値段が高騰したり、取り扱っている食材がなくなったりして、厳しい状況に追い込まれていることもあります。

だけど・・・いつの頃からか、ただただ 何事もなかったかのように、いつも同じように「そこに在り続ける」ことを目指すようになりました。

10年目を迎えてみて分かったことは、何年目を目指しても 何かが変わる訳でもなく、何がどうなることもありません。
お店が在ることで褒められることもなければ、有難がられることもなく、また別にそうしてほしいわけでもありません。

いつの頃からか 何かを目指す、目標にするということはなくなり、ただ漠然と

「いつものお客さんが来てくれて、飲み食いして、機嫌よく帰ってもらえたらいいなぁ。
 新しいお客さんが来てくれたら、ウチの雰囲気や味が好みに合って、また来てもらえるといいなぁ。
 何年来のお付き合いができたのに何かの拍子でご縁が切れることもあっても、また そのご縁が再び繋がるときが来るまでお店をやっていられるといいなぁ。
 「ただ当たり前のようにラルーンが在る」という状況が続けばいいなぁ」

と思うようになりました。

パート(出稼ぎ)も辞められないまま10年経ちました。
今では辞めるというよりは(辞めるに越したことはないですが)、雇ってもらえる間は雇ってもらおうと思うようになりました。
体力的にキツいなぁというときも ストレスを感じることもありますが、自由や無理を聞いてもらえて 雇ってもらえることに感謝です。

パート先だけではありません。
年々 本当に人のありがたみを感じるようになりました。

お店をこうして続けていられるのも開店当初から通い続けてくださるお客さんや ふとウチに入ってみようと思ってくれた一見さん、気にかけてくれる友人知人がいてくれるからです。
ペースは人それぞれでも数年通い続けてくださる方、数あるお店の中から選んで立ち寄ってくださる方、いろんな偶然とタイミングが合わさって お店が成り立っているのです。
少ない仕入れにも関わらず、取引をしてくださる業者さん。
そして、何より・・・主人がカウンターに立ち続けてくれていることへの安心感。
ラルーンが在り続けられるのは、皆さんに支えられてのことなんだと、年々痛感しています。

この10年間で自分を取り巻く環境も変わりました。
父が亡くなり、愛猫も亡くなり、義父が亡くなりました。
母も義母も元気ですが、今では仕事を辞めて一人暮らしの家にいるようになりました。
お店を通して新しく人間関係が築けたこともあれば、なくしたご縁もありました。
同じような個人店舗がいくつも開店して、いくつか閉店して、いくつか継続されています。

そんな中でも日々淡々と営業してきました。そして、これからも営業していきます。

いつまでかは分かりません。
出来れば1日でも長く。
周年を目指すのは今回が最後で、これからは「いつまでかは分からないけれど1日でも長くを目指して」いきます。

なので、できましたら皆様とも1日でも長く当店とお付き合いいただけましたらと切に願ってやみません。
10年間ありがとうございます。そして これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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